2016/09/22 |
マウ筋Liteの便利な使い方 -2016 その2- |
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■Q. Chromeのタブをホイールで切り替えるには? |
A. マウ筋Lite単体 or マウ筋Liteとかざぐるマウスを併用
タブ上でホイールを回すとタブが切り替わるという動作は自然な動作だと思うですが、
Chromeではできません。
Firefoxではプラグインで実現できますが、Chromeではそのプラグインが何故か無いようです。
調べると "Tab Wheel Scroll"やジェスチャープラグインにて
"右クリック+ホイール"による切り替えが実現できるのですが、
そもそも実現したいことは「タブ上でホイールすると切り替える」ことです。
従来はかざぐるマウスで当たり前のように実現できたのですが
現在は上手く切り替わりません。
何故なのか? それは次の理由のためです。
■ Chromeのタブが正しく認識されない原因
マウ筋Liteでターゲット設定で"タイプ"を有効化後、
タブに対してターゲットを指定すると、タブの1つが選択されます。
マウ筋Liteのターゲット設定を見ると、タイプが「タブ」と表示されているので
正しくタブが認識されていることが分かります。
そしてそのままタブの中央にカーソルを移動すると、選択範囲が変化します。
ターゲット設定を見ると、今度はタイプが「テキスト」に変化します。
つまり、人間から見るとタブに見えますが、アプリケーションから見ると
タブの上にテキストという部品が重なって見えるので、
かざぐるマウスはタブの切り替えを行わないという結果になります。
これが原因でタブ上でホイールを回しても動作する場合としない場合が発生することになります。
■ 解決方法
★解法 その1 マウ筋Lite単独使用 |
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マウ筋Liteはタブだろうとなんだろうと、任意の部品を対象に
ジェスチャーが可能なため、
Chromeかつタイプが「タブ」または「テキスト」上でホイールを回すとタブを切り替えるという機能を追加することで解決できます。
もし かざぐるマウスも使用している場合は、
Chrome上でのみ かさぐるマウスと競合するため、
事前にかざぐるマウスの設定でChrome系を対象外にする必要があります。
★解法 その2 マウ筋Lite と かざぐるマウスの併用 |
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Chromeかつタイプが「タブ」の場合はかざぐるマウスに任せて、
Chromeかつタイプが「テキスト」の場合はマウ筋Liteの任せるようにすることで
マウスカーソルがタブのどの位置に存在してもホイールで切り替えられるようになります。
タイプが「テキスト」に切り替えられるようにする設定は
"マウ筋Liteの便利な使い方 -2016 その1-"の"タブをマウスホイールで切り替える"を参考にしてください。
もし、かざぐるマウスがタブすら認識できなくなる、または不具合が生じて使用を断念するような事があれば、"解法 その1"で対応すれば良いでしょう。
■ おわりに
マウ筋Liteの強みはターゲットとなるアプリケーションの仕様変更に対応できる点にあります。
アプリケーション名が変わろうが、構造が変わろうが設定を変更するだけで良いためです。
しかも設定変更作業自体が容易です。
私はかざぐるマウスもお気に入りであるため、極力併用していきたいのですが
やむを得ずサヨナラする場合が訪れても、
「悲しいけど、これ時代の流れなのよね」という台詞を残して、解法その1で対応できます。
Chromeに限らず様々な変化に対応できる点が汎用マウスジェスチャーの強みです。
今回はタブ上でホイール回転で切り替えるというテーマでしたが、
他のプラグインのように右クリック+ホイール回転でどこでもタブを切り替えるという機能も
マウ筋Liteで簡単に追加できます。
しかもそれはChromeに限らずIEやFirefoxのブラウザ系、または他のアプリケーションの設定タブなど対象は任意に追加できます。
こんなことできないか?という要望の多くはマウ筋Liteで実現できる場合があるので
いろいろ試してみると思いもしない機能が実現できたりします。
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