2016/03/20
Windows10 互換調査 その3 

Windows7のサポート切れ(2020年1月に終了予定)が見えてきたので
Windows10に移る準備を意識すべき時になってきました。
かく言う私も例外では無く、20142015年と調査をしてきました。
そして2016年の現在でも調査は続いています。

なぜか?
それはWindows7では可能なことが10では省かれていたり、
従来動作していたアプリケーションが動作しなくなったり、
使い勝手が大きく変化したりと
恒例の最新OSの洗礼に対して検討と対策をし続ける必要があったためです。

2つほど例を挙げましょう。

まず、マウ筋LiteがWindows10で動かないと報告が来ていたりするのですが
それは大体以下が原因です。

1.UACが有効かつ、ジェスチャー対象アプリケーションが管理者権限で動作している
 代表例としてはタスクマネージャなんかがそうですね。
 なのでUACを無効化することでこれは解決できるでしょう。
 7ではUACのレベルを下げるだけで良かったと記憶しているのですが、
 10では更に強固になっていたようです。

2.ストアアプリが常駐している
 なぜかこれが起動しているだけでボタンクリックの動作に影響を受けていたのですが
 最新版では対策済みなので、そちらを利用して下さい。

ちなみに、仮想マシン等のエミュレータ環境については動作対象外です。


次に画面デザインです。
Win10では全てをXP UI化することができませんでした。
以下は一見OKそうに見えますが、タスクバーの表示が黒く潰れてます。



また、以下はOSの設定ウィンドウがXP化できていません。


と、まあこのように極力近づけることはできたのですが、十分とは言えません。
しかし最近、以下のようにほぼ理想に近い状況にすることができたので、
デザインの問題については解消しつつあります。




他にも10で消された7の使い勝手を復活させる有志の努力により、
7で可能だったことは大体再現出来るようになりました。

機能的な互換性は良く話題に上がりますが、
ユーザビリティの観点での互換性も
同様に重視しているユーザが居ることを忘れないで欲しいものです。
全てのユーザが先進的なデザインを欲しているわけではないのです。
特に私は。

未だに新しい"設定"画面から何が出来るのか分かっていません。
そのため、設定には大抵有志のツールに頼っている状態です。


まあ、こんな感じで新OSに対応してきてはいるのですが、
なにやら他のOS用のアプリケーションも動作させるようになるなど
一層発展する兆しが見えているので、
技術革新というお祭り騒ぎは底が知れません。

それを面白いと前向きに捉えるか、大変だと悲観するかによって
対応の有無が変わりますが、
とりあえず私は前者なので当面対応していく予定です。

ほんとPCの可能性は無限大だ。


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